SPOON RECIPE #04 直子さんのクスクス

Text by Spoon.

あっという間に2021年、3月。
スプーンの代名詞でもあった「水曜食堂」が、
お休みをしはじめて、もう直ぐ1年が経ちます。

「水曜食堂」とは
スプーン4Fにて毎週水曜日のお昼に開かれる、まかないランチです。
スプーンの料理長である直子さんと、
内勤チームの井上さん、宮下さんが飽きのこないメニューを考え、
朝早くから準備をして数十人分のまかないを作ってくださいます。
打ち合わせで居合わせたスタッフも一緒に食べることも。
制作部が元気でいるための貴重な栄養源です。
しかし、
感染症対策のため、休止中なのです。。。。


▼大鍋で料理する直子さん ※弊社のキッチンです


▼コロナ前、ある日の水曜食堂の様子


2020年度の新入社員の中には、一度も食堂のご飯を食べていない人も。
緊急事態というのはこういうことか、、と身に染みるのです。

そんな「水曜食堂」のメニューの中でも、
ここでしか食べられない特別なご飯、
クスクスのレシピを直子さんから特別に提供いただきました。

▼ある日の食堂でのクスクス

クスクスとは、粒状のパスタに、
スパイスの効いたラムのスープをかけていただくお料理で、
感覚としてはカレーと似ています。
ということで、
スプーンのカレー王子こと、千々岩くんから、
クスクスの思い出と作ってみたレポートです!


入社してから程よく経った頃でしょうか。

水曜食堂で初めてクスクスという食べ物に出会いました。
名前は聞いたことあったような無かったような感覚で
アフリカンな料理名とアフリカンな色合いの見た目で、
食べる前から楽しい印象的なメニューでした。


しかし、まず食べ方がわからず、、汗

スープの味はトマトベースでしょうか。
ラム肉がゴロゴロ入っていて野性味強めで、
そんな中にスパイスを感じる煮込みと
お米?パスタ?のような謎の粒々にかけて食べるらしいです。
、、カレーみたく食べるのか。
と急に親近感が湧いてきて、その瞬間からさらに美味く感じてきました。
アリッサと呼ばれるチューブに入った唐辛子味噌的なものを途中で入れて、
味変を楽しむこともできました。
アリッサは唐辛子ににんにくペースト、
クミンとかコリアンダーが入ってるらしく
簡単にケバブ的な風味がして何に入れても美味い気がします。
常に持ち歩きたいレベル。


直子さんからクスクスのレシピメールが来たので、

作るの面白そうだなと思い、チャレンジしてみました。
まず買い出し。
ラム肉が売ってねえ。。ズッキーニも買ったことないし。。
とりあえず近場のスーパー・八百屋を5店舗回って、
材料を掻き集めました。
(結局、最後に行った西友で9割揃った)
カレーをよく作るからでしょうか、
スパイスは家にたくさんありました。
レシピにあるクミンの他にアレンジで、
カルダモン、クローブ、
ラムの野性味を和らげるフェンネルを鍋に入れて、
チャチャっと油に香りを移しました。


そこににんにくと玉ねぎを入れて炒めて、

炒まったらラム肉も加えて焼いた記憶まであります。
気づいたら完成してました。簡単で、おいしい!

次回は一度作った記憶を辿って、
レシピを見ずにチャレンジしてみようと思います。
クスクスがまだ半分以上余っているので(全然減らない…)、
近いうちに2回戦がありそうです。

(クスクスって煮込みの方じゃなくて、
あの謎の粒々の方をクスクスっていうんですね!)

そんな直子さんのクスクスのレシピはこちら!


"あの謎の粒々"クスクスは、
スーパーのパスタ売り場にあります。
クスクスが手に入らなくても、
ラムの絶品スープはご飯・パンにもよく合います!


直子さんのその他のおすすめ具材は、
ラム以外にも、鳥の手羽元、
(本来なら辛いメルゲーズソーセージを使いますが)粗挽きソーセージ、
野菜ならカブやナスなどを入れても良いかと思います。
じゃがいもを入れる人もいます。


夏にも美味しいメニューですが、
春を待つ寒い日々に、HOTなスープであったまってください〜