向井の就活コラム 第1話

Text by 向井 潤一

 

第1話「ネット就活時代なんだな」

 

Spoon inc.は、30年ちかく前に、六本木の小さな一軒家で始まりました。
神宮前に越してきてからも、すでに13年ほど経ちますが、現在約50名、ずっと広告映像を作る仕事をしています。このコーナーでは、Spoonとは、どんな会社なのか、どんな人たちがいるのか、どんな仕事をしているのか、そのあたりが、少し垣間見えるとよいのかなと思います。ここを覗く方たちの多くは、たぶんこの業界を目指していたり、この仕事に関心の高い人で、Spoonという会社に多少興味がある人でしょうか。

 

私達Spoonとしても、そういった方たちと良い出会いが出来れば、大変嬉しいです。その採用に関しては、ずっとかかわってきましたが、最近の傾向で少し思うところがあります。インターネットの時代になって、極めて多くの情報がやり取りできるようになり、それは今までよりも多くの出会いを産み、より会いたい相手に会える確率を上げているように見えます。

 

ただ、可能性が広がれば広がるほど、お互いのやるべき手数は増えていきます。就職も採用もそれぞれに真剣な手続きであり、手を抜くわけにはいきません。就職活動が、ものすごく大変なことになっていることは、実感として非常によくわかります。ただ、これだけの時間や手間をかけて難関を越えるとですね、最終的に掴んだその場所というのは、自分の努力と実力の賜物だと思いますよね。いや、その通りと思うんですけど、今日の話は、この先が大事なんです。

 

大変な就活戦線を乗り越えると、何だか大仕事が終わったような気がしますが、それは、ただスタートラインに立っただけです。あんなに苦労して入った職場なのに、何のアドバンテージもないんですね。我々の仕事に限りませんし、おおむね仕事というものはそうなんですが、それを始める時には、誰でも0からのスタートなんです。それを一つ一つ自分のものにしながら、少しずつまわりから認めてもらって、徐々に何かを頼んでもらえるようになって、あることに関しては任せてもらえるようになったら、漸くプロとしてお金を取れるようになったということなわけです。そうなるには、それなりの時間も必要です。

 

この仕事でプロになるということが自分にとってどういうことなのかを、深く考えておいてほしいのです。仕事を始めた時には、何もわからないし、何もできないのは当たり前です。そこから順番にプロとしての作法を身につけていくわけです。

 

私達の職場は、競争も激しく、なかなか厳しいところはありますが、面白いです。基本的にいろんな種類のモノ作りの人たちに囲まれていて、いつもそれらを見ていられるし、仕事の依頼はあらゆる方面からやってきます。自分というブランドを作っていくには良い環境と思います。

 

どうか、気概と企みと野心を抱いて、やって来てください。

 

 

 

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※向井の就活コラムとは。

2018年度新卒者募集時の企画「向井のコラム」として、2017年3月6日〜7月18日までの期間、スプーンのFacebookページにて掲載したものの、再構成です。全10話にわたり、主に就活中の学生の皆さんに向けて、というテーマで、仕事のこと、スプーンという会社のことを綴ったものです。