作ってみて「KIBO宇宙放送局オープニング映像」

Text by 矢野 健一

KIBO放送局開局特番、見ていただけましたでしょうか?
宇宙空間に自分が制作した映像が流れていると思うと、
不思議な感動を覚えました。
 
今回プロデュースしたのは、宇宙放送局のオープニング映像です。
国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の中に設置された
世界初の宇宙放送局です。そこで初めて宇宙で流れた映像を作成しました。
 
宇宙っぽいCGなどが想像される中、辻川さんからあがってきた企画は、、、
コマ撮り。
正反対の「ど」がつくアナログ映像です。
本当にここまでアナログなもので良いのかと一瞬だけ悩みましたが
むしろその判断こそ辻川さんらしいなと。
 
▼左が「きぼう」に設置されたモニターで右の窓枠から見えるのは本物の地球です。

<<宇宙からの中継映像はこちら>>
<<映像単体はこちら>>

ちなみに、今回はカウントダウン映像ということもあり、
上がりをイメージしやすく、
いつもよりも試行錯誤が少なかったのですが、
辻川さんとのお仕事はつねに試行錯誤の連続です。(それが醍醐味でもあるのですが!)
様々なトライアンドエラーを繰り返しながら辻川さんと制作した映像のリンクを
いくつか下記に貼っておきますので、お時間があればご覧になっていただければと思います。
どうやって撮影したんだろうと不思議に思ってもらえたら恐悦至極です。
▼撮影合間の辻川氏。頭の中に壮大な宇宙があります。